♡輪唱SAKURA♡ 導かれし刻2 忍者ブログ
ここは『遙かなる時空の中で』の二次妄想小説置き場です 大人の表現や18禁文章もございますので未成年の方の入室はお断りいたします
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『流転刻』
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金魚
『輪唱 SAKURA』
 程よい艶と妄想を!           エロくたって    いいじゃない!    人間だもの
HN:
紅緋
HP:
性別:
非公開
職業:
実質自宅警備員
趣味:
妄想
自己紹介:
《せつない桜》の別館として。
発起日 2010年    12月20日
明日もがんばろう
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        不審者











   海岸で気を失っていたらしい
   何故海にいたのかは解らない







   頬に微かに痛みを感じ、目を開ければ
   厳つい男達が怪訝な視線を浴びせていた
   まだ空ろな意識へ目も覚める平手が飛ぶ

     !!!!????

   この現状に理解不能 
   無理矢理呼び起こされた脳内には
   白い霞がかかり思考する事を拒む
   再び瞼を閉じようとすれば
   させるものかと激昂が飛ぶ

   「頭領がお待ちだ さっさと歩きやがれ」

   「…!!?」

   両腕は大男二人に捕われ身動きを封じられた
   激しく抵抗するも掴まれた腕は鬱血する程握られ
   それを制止させる
   容赦無しに引きずられ
   抵抗すればする程其の圧は強くなった
   諦めに似た脱力は意思を無抵抗にし
   従う事を選んだ
   
   「入れ!」
 
  
   大きな屋敷の裏手らしい小部屋へ押された
   
   薄暗がりの先には眉を顰める女達が控え
   こちらを蔑んだ視線を送りつつ騒ぎはじめた

   「とにかく この異な物を…」

   チュニックの襟元から引き裂くように刀が入る
   同様にスカートや下着にも刀が入り込んだ

   「…や …うっ」

   堪えきれず泣いた

   こんな屈辱は生まれて初めてだ
   恐怖で言葉も発せず嗚咽が部屋に響く
   五月蝿いと男に一喝され 殴られた
   切れ切れの布はもう其の役割を果たすことなく
   はらりと地に落ちる
 
   もう何の纏わりもない姿を晒し
   殴られた為に口端から血滴が垂れた

   皆から嬲りものにされそして犯され
   訳が解らぬまま殺されるのだ
   
   過度なストレスが一気に押し寄せ
   『絶望』が思考回路を寸断した

   

   
   「刀は… 隠し持ってはいないようだな」
   「頭領様を御待たせしてはなりませぬぞ」

   淫眼に目覚める野獣に牝狐が白々と眉を顰めた 
  
   女達から海水の滴る髪を無造作に拭き取られ
   裸体に粗末な着物を纏わせた
   帯を容赦なく締め上げられ胃液が逆流する

   「うぅ…」

   それをなんとか納めたが苦悶の声が漏れた

   「ーー末路は水軍の欲従女かぇ? くすっ

   女の卑しい声調は耳元で囁かれる
   その言葉の意味が理解出来なくても
   決して喜ばしいものではないだろう

   「さっさと歩け!」

   支度が終わると再び男に腕を掴まれる





   絶望がまた 心深く刻まれた







   ~~~ 独り言 ~~~

   きっと夢をみているに違いない

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