♡輪唱SAKURA♡ 導かれし刻3
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ここは『遙かなる時空の中で』の二次妄想小説置き場です 大人の表現や18禁文章もございますので未成年の方の入室はお断りいたします
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『輪唱 SAKURA』
程よい艶と妄想を! エロくたって いいじゃない! 人間だもの
HN:
紅緋
HP:
せつない 桜
性別:
非公開
職業:
実質自宅警備員
趣味:
妄想
自己紹介:
《せつない桜》の別館として。
発起日 2010年 12月20日
明日もがんばろう
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導かれし刻3
2013/05/22 [Wed] 09:43:52
紅緋の男
連れて来られた広間らしき空間には
華やかな世界が広がっていた
狩衣のような着物を纏う男や
艶やかな唐衣を着込んだ女
室内にあしらわれた調度品や几帳は
どれも品のある高価な物だと値踏みした
皆こちらを凝視しながらヒソヒソと囁き合う
敵意的な視線は異様さを増す
それに耐えられず目眩をおこした
「で お前は何者だい?」
「……。」
上座らしき場所から男が声がかかるが
項垂れたままで返答を拒んだ
従わないのは自尊心か虚栄心
お前になど答えるつもりは無いという姿勢
「頭領のお尋ねが聞けないと言うか!!」
直ぐに罵倒を浴び同時に腕を取られた
捻られたまま強引に後ろ手にまわされ
ひれ伏させるように半身を床へと押し付けられた
「…うぅ…」
捻られた痛みで苦痛の声を吐く
「放してやりな 女に手を挙げちゃーー」
熊野男の名折れだ
「しかし 頭領!この得体も知れぬ女…」
頭領と呼ばれたの男は
その言葉の追随を遮る様に上座から動く
男からの束縛はとけたが腿に触れながら
片膝を立て自分に対面するように座った
決して逃げられないように…
「悪かったね 痛かったかい?」
野郎達は女の扱いに慣れてないんでね
クスッ
耳元で囁かれるそれはある意味拷問
「ここの生まれではないね?」
宋の船から落ちたのかい?
奇妙な織物の着物を纏っていたと聞いたがーー
「…そ、そうの船?…わ…わかりません」
質問の意味は全く理解出来ないが何か答えねばと
急き立てる緊張が言葉を吃らせた
「
ふぅ~ん
ちゃんと喋れるんだねぇ」
男の指先は顎を捕らえ中指で上を向かせた
視線は見上げる格好となり
初めて男の顔を認めた
紅い… 紅緋色の髪と瞳
端正な顔立ちで凛々しいが随分と若い印象を受けた
他の皆とは違う軽装な出で立ちで
首飾からは動くたびに小さなリング同士が
シャラシャラと音を立てる
悠長に男を観察できたのはその言音の柔らかさと
自分に危害を加えないだろうという直感的な勘
ここから解放してくれるかもしれないという希望
「ーーではどこぞの間者かい?!」
「えっ?」
男は素早く喉元に何かを押しあてる
それが鋼だということはその冷たさが教えてくれた
ナイフ? 刀?!
男からの疑念と殺気
駄目だ!
もう私は… 殺される!!
「や…」
微かな抵抗はあまりにもやわすぎて
室内に入り込む海風に邪魔され掻き消えた
~~~ 独り言 ~~~
此処はどこ? 私は
…だよねぇ??!
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