♡輪唱SAKURA♡ 導かれし刻11 忍者ブログ
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金魚
『輪唱 SAKURA』
 程よい艶と妄想を!           エロくたって    いいじゃない!    人間だもの
HN:
紅緋
HP:
性別:
非公開
職業:
実質自宅警備員
趣味:
妄想
自己紹介:
《せつない桜》の別館として。
発起日 2010年    12月20日
明日もがんばろう
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        堪増よ大志を抱け


   










   居候の身として半年が過ぎた




   屋敷での自分の存在は相変わらずで
   腫れ物のように扱われていた
   居心地は決して良くはなかったが
   ここから出て一人暮らしするというのも
   正直、勇気もないしお金もない
   今暫くは客人として… と甘んじていた


   しばらくして堪増は部屋に籠りがちになり
   熊野散策は頓挫していた

   何やら政事の思案や勉学に勤しんでいるという
   前別当の父堪快が役職を退き
   息子である堪増がこの熊野の長になって
   間もないらしい
   思える事や行う事が多く
   外で息抜きをする暇さえなかった事を後々知った

   「わざわざ連れ出してくれなくても…」

   自分のために貴重な時間裂いてくれたのだ
   申し訳なくて仕方ない

   「オレも熊野の今を見ておく必要があるからね」
 
   恥ずかしさ紛れについた憎まれ口も
   堪増は気にせずに笑った

   「オレの発言力にもっと力があったなら…」
    お前に怪我をさせる事も無かった

   「やめてよ… あれは私が動いたからだし…」

   急に神妙になるから焦る
   崩した姿勢を正し彼と向かい合う

   「もう気にしないで」

   首の傷は痕こそ残れど痛みも疼きも無い
   もう怨みもなにもないのだ

   「オレはもっと強くなる 強くなって親父を越える」
    そしてこの熊野を今よりも豊かで安息な地にする

   「堪増…」


   『有言実行』必ずやり遂げる男だと直感が働く
   きっと立派な熊野別当となることだろう

   「……できるよ きっと堪増なら」

   祈願成就の為に力になるよと拳を上げた








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